湾岸箋

一生オタク。

無題

ライブの鑑賞の仕方は人それぞれである。

その中でその現場に不適であると思われるものはレギュレーションによって弾かれる訳だが、それでも人間好き嫌いのあるもので、どうしても気に食わない奴がいてもおかしくない。

それに対して文句を言いたくなる気持ちも勿論分かる。

 

かくいう私は基本的に他人がどうライブを楽しんでようとあまり気にしない。面白い事をしてたら普通に笑うし、寒い事をしてたら無視をすれば良い。

ただ、そんな私でも一つ嫌い、許せない事がある。それは、

 

「演者が泣いてる時に『がんばれー!!』などと大声を出す」観客だ。

 

これが嫌いな人(特に声優オタク)は世の中にそこそこいると思う。で、これを嫌いな理由としてよく挙げられるのが「演者は既に頑張っている」「お前は何も頑張ってないじゃないか」等と言う話だ。

 

ただ、個人的には既に頑張っている人、特にステージ上に立っている人に対して「頑張れ!」という事はそんなに悪い事ではないと思うし、況してや「お前は何も頑張ってない」は論点がすり替わっているように思える。

 

では、これの何が気に入らないのか。

 

大抵「演者が泣く」というシチュエーションが起こるのはMC中に感極まった時だと思われる。こういう場合、演者は泣きながらも自分の感情の整理をしようと、そして自分の思いを言葉にしようと努力している。そして、そうして紡がれた言葉こそファンとして最も価値のあるものの一つだと私は考えている。

そんな中で、観客の出す大声は、たとえそれが声援であったとしても思考の邪魔だ。更に優しい演者さんだと、その声に「ありがとう」等と反応してしまう。これが起こると、「本来ならば演者の口から紡がれていたはずの、その瞬間の感情を表す言葉」が失われてしまうのだ。

非常に端的に表すならば、MCの邪魔、という事だ。なので私はこれをする観客がとても嫌いだ。

 

 

 

少し話を変えて、僕が好きなライブアイドルグループの話をしよう。

その現場では、ライブ中はオタク達は声を出しまくるし、アホみたいに飛び跳ねているし、オタ芸も見られる。

ただ、演者が自分の思いを語る、大事なMCの時は別人のように静かになるのだ。本当に全く声が聞こえないくらいに。

ライブ中は何が何でもレスを得ようとしていたオタク達が、演者の話を一つ一つ噛みしめるように聞いてるのだ。

こういうメリハリが出来ているのは重要な事で、私は本当に好きだ。

 

 

 

冒頭で述べた通り、ライブの鑑賞の仕方は人それぞれなので、人に自分の鑑賞の仕方を押し付けるのは傲慢だ。

ただ、MC中に大声を出す人は、それが声援のつもりでも、その瞬間に本当に必要なのか、意味を少し考えてみてほしい。

 

それでは、明日のゼミの発表資料がまだ完成していないので、このあたりで。

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