湾岸箋

一生オタク。

3rdツアーと望月杏奈についての考察。

こんばんは。

  

早くも3rdツアーが幕を閉じてから2週間が経とうとしています。

37人全員がバトンを繋いだ3rdツアーは、もちろんライブとしても非常に完成度の高いものでした。

しかし、このライブはただそれだけに留まらず、演者がMCで口にしたり、アイドルがカードで話したりしている*1通り、彼女達の「成長」を見ることができるツアーであり、そういう意味でも非常に充実度の高いライブでした。

その中でも、今回は「望月杏奈」の3rdツアーを通した成長について取り上げていきます。

 

 

最初に、今回の記事を書くにあたって非常に参考になった、というよりもそもそもこういう考察をしようと思ったきっかけとなったツイートを紹介したいと思います。

 

 

こちらは仙台公演終了後に見たツイートだったのですが、どちらかというと声豚側全開*2でこのライブに参加した僕にとってこの見方はかなり衝撃的でした。

ここから先の考察は、このツイートを前提として書いているものとして読んで頂きたいです。

 

 

まず、3rdツアー以前の望月杏奈について、特にオンオフの切り替えに注目して纏めてみると以下のようになるかと思います。

・歌が好きで、可愛いアイドルになりたい(自己紹介・抱負より)

・素の状態(オフ)とハイテンションな状態(オン)がある

・オンとオフの切り替えは彼女の中でスイッチのようなもので行われている

・オンのスイッチは時限式、あるいは電池式で、ある程度続けていると切れてしまう

・基本的に仕事中(特にファンの前)ではオンモードでいる(いようとする)

 

この状態から、彼女はVIVID イマジネーションによってオンとオフ両方の自分を受け入れ、更には生っすかの極道イベでは「オンとオフの中間」なんて状態を生み出し、実は切り替えがスイッチ方式ではなくダイヤル方式である可能性を示唆しました。

そんな彼女の3rdツアーの目標は、「ステージ上でもオンとオフ両方の自分を表現し、各公演を最後までこなすこと」だったのではと考えました。この目標を通して各公演を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

☆仙台公演

1.成長Chu→LOVER!!

彼女にとって、3rdツアー始まりの曲です。初めてのリーダー公演の幕開けを、日ごろから仲が良くパートナーである百合子と背中合わせの状態で始められたのは、非常に心強かったでしょう。

 

2.VIVID イマジネーション

3rdツアー初公演で彼女がHappy Darlingではなくこちらを選んだのは、「オンとオフの両方が自分である」ということを再度示す為だったのではないでしょうか。

 

3.Sentimental Venus

この曲を奈緒と一緒に笑って歌う彼女は、2ndのハプニングも良い思い出として捉えているように見えました。確実に彼女は2ndから成長していました。

 

4.カワラナイモノ

「背中合わせに始まり、向かいあって終わる」というある方の考察の通り、百合子、そして一緒に舞台に立った仲間との絆を歌った曲。彼女がリーダーという役割を完遂できたのは百合子と互いに支え合ってた部分が大きいっていうのは間違いないと思います。

ただ、杏奈にとってこの公演でこの曲を歌うことは、皆との絆を表現するだけに留まらないのでは、と考えました。

カワラナイモノ、この曲は所謂バラードです。杏奈はバラードをオフ状態で歌うのではないかと僕は考えているのですが、ここで今まで彼女がカバーで歌ってきた楽曲というのを見てみると、以下のようになります。

・Sentimental Venus (1st,2nd,10th)
・キラメキラリ (1st)
・"HELLO!!" (SSA)
・Romantic Now (10th)
・フローズン・ワード (10th)
・The world is all one!! (10th)
・Blue Symphony (10th)

彼女の持ち歌にバラードは無い為、このリストを見ると彼女は今まで一度もバラードを歌った事が無い、即ち一度もオフ状態で歌った事が無いと読み取れます。よってこの仙台公演でのカワラナイモノは、初めてライブでオフ状態で歌うという、彼女にとって非常に大きな一歩であり、それを3rdツアーの最初の公演で踏み出したのです。

そしてこの一歩から、彼女は大阪、幕張とどんどんその歩みを進めて行くのです。

 

 

 

☆大阪公演

1.Happy Darling

Dメロにオフ状態を取り入れる、これが完全に革命でした。これは彼女がオン→オフ→オンの切り替えを瞬時に、しかもライブ中でもできる事を示しています。

更にそれだけではなく、仙台のカワラナイモノを受け入れて貰ったことによって、彼女はオフの自分をステージに出すことに関してかなり自信がついたのだと思います。Happy Darlingにオフ状態を挟むのはこのことの現れだと解釈できます。

もともと彼女がステージに出るとオンに切り替わるのは、オフの自分にあまり自信が無かったからだと思うので、これは非常に大きな成長であると言えるのではないでしょうか。

 

2.成長Chu→LOVER!!

浮気者望月杏奈。彼女は割とこういう悪戯心があるイメージですね。

 

 

大阪公演も仙台公演同様前半に出番が固まっていましたが、765カバーの前にコントや新喜劇があったので仙台よりも少し電池消費が多かったでしょう。少しずつキャパシティを増やしていっていますね。

 

 

☆幕張公演

1.Growing Storm!

フルメンバーでの歌唱。乙女ストーム!内での絆を示した圧巻のステージでした。あのセンターステージに5人で立つと凄い迫力です。

 

 2.Birth of Color

この曲は衝撃でした。てっきり可奈が歌うものだと思ってたので、雨宮さん、Machicoさん、そして夏川さんが出てきた時はかなりびっくりしましたが、よくよく考えるとこのメンバーにはちゃんと意味があったのです。

この曲で注目してほしい部分は、「点と点が導き出した未来」という部分です。この「点と点」っていうのはこれまで積み上げてきた6公演、そしてこの幕張2日目の事、「導き出した未来」というのは武道館公演に代表されるこれからのミリオンライブの未来の事、という解釈ができます。

そして、このメンバーというのは名古屋、仙台、福岡でリーダーを務めてきた、即ち「点と点」を先頭に立って紡いできたメンバーなのです。自分たちで繋いできた未来への希望を歌う3人と考えると、非常に感慨深く感じられます。

更に、この曲は杏奈にとっても重要な意味を持っているのです。この曲はクールとカワイイの両方を叶えながら輝いていけ、という歌詞になっています。

杏奈が可愛いアイドルを目指しているというのは冒頭で述べた通りです。この上に、杏奈が「かっこよさ」を目指しているというテキストが、なんとついこないだのイベントであったのです。

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これは滝に打たれながら歌うという修行をしている(本当に何がしたいんだミリオンライブ…)桃子を見てカッコいいと感じた杏奈のセリフです。杏奈は、カッコいいアイドルへの憧れも持っているのです。即ち、クールもカワイイも目指している杏奈にとって、この曲はまさに理想のアイドル像を描いた歌なのです。更に、「クールとカワイイ」というのを「二面性」とまで拡大して解釈をすると、この曲の歌詞はまさに彼女自身を描いたものとなるのです。このような曲をツアーの千秋楽で歌うという事は、彼女のこれからの決意表明としても捉えられると思います。

またあまり関係ないのですが、この曲のDメロで杏奈(夏川椎菜さん)のソロパートがあったのですが、その時の彼女の歌声が今まで聴いてきた中で一番ノビと声量があって鳥肌が立ちました。歌唱力の面でも彼女は着々と成長しているなと感じた瞬間でした。

この通り、この幕張公演で歌われたBirth of Colorというのは非常に意味の深いものだったと考えています。ここにこの曲を入れるセトリを考えた方には本当に頭が上がらないです。

 

3.Happy Darling

ここでもオフが取り入られました。もうかなりオンオフの切り替えは安定しており、またオフの自分にも自信が持てていると言ってもいいのではないでしょうか。

また、この曲で杏奈は初めて後半戦のステージに立っています。途中の休憩の曲数も少ないまま、Happy Darlingというオン全開の曲を歌えるレベルまで彼女の電池の容量が増えた、あるいは彼女の電池管理が上手くなった事の現れだと思います。

 

 

このように、3rdツアーを通して杏奈は最初に述べた目標を達成する事ができたのではないでしょうか。そして、この目標を達成した彼女がどういうことになっているかと言いますと。

 

オンとオフの両方を自分であると受け入れその事に自信を持って振る舞えて、スイッチの切り替えもほぼ自由に出来て、1公演をバッテリーダウンを起こすことなくやり遂げられる望月杏奈。

 

 

 

いや、最強じゃね?

 

 

 

いや、大事な事なので2回言いますが、本当に彼女は最強のアイドルになってしまったのではないかと。特に「オフモードの自分に自信を持てている」っていうのが非常に重要で、二面性のあるキャラクターで怖いのが自分の片方の人格を好きになれずに、精神崩壊を起こしていくというパターンなのですが、彼女はこれと真逆の道を進むことが出来ているのです。

 

そして、このように自由に自分のオンオフをコントロールする事が出来る彼女にとってまさにピッタリ言える仕事が何かと言いますと。

 

 

 

そう、演技です。

 

 

 

今の状態の彼女に演技をさせたら、どんな役でも自分の状態をコントロールして当てはめる事が出来るのではないでしょうか。

勿論彼女が好きなのは歌なのでそこを尊重すると、最終的に舞台女優とかになってくれたら嬉しいなあ~ってなんとなく思ってます。

 

と、いうわけで。

 

皆さま、CD・ボイスドラマ投票キャンペーンは是非とも #勇者杏奈 に宜しくお願いします。あなたのその1票で結果が変わります。本当に宜しくお願いします。

 

それではこのあたりで考察を終えたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

気が向いたら最上静香についても少々書きたいと考えていますので、その時はまた宜しくお願いします。

*1:

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*2:声豚全開の感想はこちらを読んで頂けると嬉しいです。

 

s-mar31.hatenablog.com

 

幕張1日目について。

ついに終わってしまいましたね、ミリオン3rd。
だいぶ遅くなりましたが、ひとまず幕張の曲ごとの感想をざっと書いていきます。

「福岡の感想なくない?」って思われた方、実は福岡に関してはちょっとチャレンジしてSS風味のものを書こうとしたのですがなかなか納得の行く形に出来ずそのままお蔵入りになりました。

それでは行きます。




2.Cut. Cut. Cut.
ちゅっちゅるっちゅ、ぱやぱ。
トップバッターで来るのは意外でしたね。
やはりLTD03は名盤。
この2人、まんま桃子と瑞希で頭っから凄いもの持ってくるなと思って見てました。

4.ビギナーズ☆ストライク
昴くん、最高ですね……なんでこんなに可愛いの。
何かと振り付けが可愛い。昴くんがこの振り付けやるの想像すると悶える。
斉藤さんとも昴くんとも心のキャッチボールが出来たような気がします。
ずっとミット抱えてたり「受け止めてよマイエース」の所でキャッチャーの構えしてたりしたのは内緒で。

8.Legend Girls!!
優勝案件その1。
やっと静香のいるレジェガが聴けました、更に朋花までいるとか最高過ぎた。
ミリオンの最初の1歩をこの舞台でオリジナルメンバーで聴けるのは本当に感慨深かったです。

9.Growing Storm!
ついに来ましたね、フルメンバー。
あの狭いセンターステージで5人も立つと迫力が違います。
ただ、席の問題でずっと演者の後ろ姿しか見れなかったのは残念でしたが、夏川さんを後ろから拝む機会もなかなかないですしこれはこれで楽しめました。

10.フェスタ・イルミネーション
姫の舞台、楽し過ぎる。
姫のふわふわした曲は自然と体が動いてしまいますね。
幕張、まつりが両日いることも実はかなり楽しみにしていました。
地味にViだとまつりは好きなキャラトップ3に入りますね。

11. VIVID イマジネーション
やっぱり大好きな曲ですね。
夏川さんもかなりこの曲も歌い慣れてきたようで、振り付けもスムーズでした。
彼女がこの曲でもオフ杏奈を取り入れないか内心ビクビクしながら聴いてました。

12.…In The Name Of。…LOVE?
POKER POKERでも嬉しかったのですが、こっちでしたね。
ミリラジ公録の映像見てても思ってたんですが、サビの振り付けがかわいい。

13.piece of cake
しずしほ。これは後で多分まとめます。
演者に関してだけ言うと、あの振り付けやる田所あずささんヤバない?ありえん。

15.求ム VS マイ・フューチャー
センターステージを一瞬でプロレスリングにするバケモノ演出。
浜崎さんもダンサーの方々も本当に楽しそうで。
のーりーこー!コールも楽しかったです。

16.素敵なキセキ
山崎はるかさん、ステージに立ってる時本当にいつも楽しそうなんですよね。
なんか未来がステージに立っててもこんな感じに楽しむんだろうな、っていうのが直球で伝わってくるパフォーマンスが本当に好きです。

17.キラメキ進行形
イントロで「!?」ってなりました。
まさか幕張は765ASのミリオン楽曲で攻めてくるのか!?と驚きましたね。
曲自体も割と好きなので良かった。

18.待ち受けプリンス
まあ1曲前の期待は一瞬にして砕かれた。
この曲はうろ覚えだったんですけど、コールが楽しい。
帰ってからじっくり聴きました。

20.SMOKY THRILL
夏川椎菜さん、ありえん。
また無限に後ろ姿を見てました。
途中でスカートが上に捲れてしまった時は正直めちゃくちゃドキドキしました。

21.マリオネットの心
今思えばこの曲から、幕張公演は翼にとって大きな飛躍のステージだったのですね。
幕張公演を見て翼がこの曲をカバーしたことに文句を言える人間など誰もいないでしょう。

24.HELLO, YOUR ANGEL♪
聖母と天使がおった。
ともまつの組み合わせもかなり好きですし、それがこの曲で叶ったのはかなり嬉しいです。

25.HOME, SWEET FRIENDSHIP
リコッタは家族。
渡部恵子さんを見てるとどんどん桃子が好きになっていくからあの方は凄い。

27.Eternal Harmony
優勝案件その2。
これ。本当にこれが聴きたかった。
姫のはいほー!が聴きたかった。
姫とジュリアの掛け合いが聴きたかった。
イントロが流れてきた瞬間嬉し過ぎて「これ!これが聴きたかったんだよ!!!」って絶叫したら前の連番2人が「そり!そりよ!」って同意してくれてそこから仲良くなれたのも思い出です。
見知らぬ方々と意気投合できる体験もライブの醍醐味の一つです。

28.Shooting Stars
イントロ流れてきた時目ん玉飛び出るかと思いました。
雨宮天さんがすご過ぎてもう笑うしかなかった。
これもキャラ観点はまた今度纏めようと思います。

29.深層マーメイド
僕の周囲一帯が一瞬にしてロックバンドのライブ会場と化した。
ヘドバンし過ぎたらメガネが吹っ飛んでって次のDreamscapeの最初の方はメガネ探しで忙しかった。

31.MY STYLE! OUR STYLE!!!!
桃子が2公演来てくれて、デコレーション・ドリ〜ミンッ♪もこっちも聴けて本当に幸せだと思いました。
1×5はミリオンを振ってくるのは予想してたのでしっかりコール出来ました。

32.プラリネ
33.アイル
最早語るのも陳腐。
プラリネ、間奏のギターソロがライブの度に上達して行ってますよね、後は最後のワンフレーズが弾ければ完成まで行っていました。
アイル、本当にコーラスに圧倒されるのが初めてで。Machicoの翼への想いが溢れてて。こっちも感情が溢れ出るのを止められなかったです。

34.ライアー・ルージュ
前2曲の流れから会場を一気に白く染める北沢志保と雨宮天。福岡で見たバケモンは本物だった。

37.Precious Grain
福岡に引き続き会場を飲み込む青、蒼。
コールを入れる隙すら与えない圧倒的な最上静香のステージ。
サビで会場全体が青を天に突き刺す光景は本当に壮観。でも振りコピをするならせめてサビくらい完璧にしてくれ。

38.合言葉はスタートアップ!
リーダー曲予想が的中したのでガッツポーズ。
シンプルだけど大切な事を教えてくれる歌詞が好きです、特に落ちサビのところ。
この曲と言いDreaming!と言い、これからのミリオンスターズが楽しみで仕方がなくなりますよね。
彼女達ならば力合わせて伝説を作る事が出来ると心から思えました。



それでは、2日目の方に続きます。

大阪。

こんにちは。

ミリオンライブ3rdライブツアー大阪公演、2日間お疲れ様でした。最高に楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回もぼちぼち感想を綴って行きたいと思います。

 
 
 
全体的には、非常に盛り上がる良いライブだったと思います。あのメンバーで作り上げられる最高のライブだったんじゃないでしょうか。セトリ構成に全く文句がないと言えば嘘になってしまいますが、気にならないくらい楽しめました。
今回は気になったところを掘り下げていきたいと思います。
 
 
 
まずは初出演組について。
 
個人的に一番印象に残ったのは小笠原早紀さんでした。開演の挨拶で涙ぐみながらも、茜ちゃんを舞台に体現してくれていました。個人的には茜ちゃんのいるShooting Starsを聴けないのが非常に残念でしたが、プリティ〜〜〜ッ→ニャンニャンッ!もPRETTY DREAMERも最高に可愛かったです。
特にSmiling Crescentの「また会いましょうって 言って欲しいな」というパートを歌っていたところ、そしてそれを踏まえて最後のMCで「また会いましょう!」と言っていたのがとても涙腺に来ました。
 
そして野村香菜子さん。圧巻でした。恋心マスカレードもPersona Voiceも、共に初出演とは思えない堂々としたパフォーマンス。Persona Voiceはデュエット相手がミリオンの歌唱力オバケ、田所あずささんであるにも関わらず、確実にその存在感を示していました。正直野村さんを見られただけでも、このライブに参加した価値はあったと思います。
 
 
 
後、今回凄く良いなと思ったのが大関英里さんですね。1st、2nd、3rdと確実に力をつけてきたのがよく分かる公演でした。初めて生で聴くスマイルいちばんや、相変わらず盛り上がるSUPER SIZE LOVE!!も最高でしたが、彼女に関しては今回はグループ曲・デュエット曲に関して色々と感じることがありました。
グループ曲はドリームトラベラー。この曲が来ることは完全に想定外で、イントロが流れた時「このみさんがいないのにこの曲をやるのか」と思いました。リーダー不在の状態だとこの曲はどうなるのかと思いましたが、唯一のオリジナルメンバーの大関さんが中心となるドリームトラベラーも最高でした。このみさんがいなくても、美奈子のパワフルな歌声でこの曲を引っ張っていけるんだと、新しい可能性を感じました。
デュエット曲はMelody in Scape。詳しくは後で書きますが、大関さんに関してはとにかく表情が柔らかく、優しい笑顔でこの曲を歌ってた事が印象に残ってます。どうしても力が入ってしまいそうなこの曲で、あの表情が出来るのは1stからの経験の積み重ねから出て来た余裕で、この時が一番彼女に美奈子が宿っていたんじゃないかと感じています。
 
他にも戸田さんや山口さんなどの2nd組も確実にパワーアップしていました。Get My Shinin'があんなにも素晴らしい曲だという事に今まで気づけなかったことが悔しいですし、遂に念願のWHY?も聴けて大満足です。
 
 
 
続いて、リーダーの2人について。今回のツアーがいつも以上に"エモ"くなってるのは間違いなくこの制度のおかげでしょう(構成側がこれを狙い過ぎてる感もありますが)、実際僕は仙台公演にしてやられましたし。
今回のリーダーの2人は渡部優衣さんと藤井ゆきよさん。
渡部優衣さんは改めて強い人だと思いました。ステージに立ってる間はいつも元気に、周りのメンバーを励まし、仲間やスタッフ、そしてファンへの感謝を忘れない。10年前の、夢を志した時の自分の話をする時も心の底から嬉しそうに話していたのも印象に残ってます。
藤井ゆきよさんは2日間の頭とトリをしっかり決めて、ステージ上でも裏でもリーダーとして素晴らしかったです。彼女が話す「仲間」や「楽しさ」の大切さは、本当に心に刺さります。
 
 
 
そして最後に。僕は現在、一応最上静香、望月杏奈、高山紗代子田中琴葉の4人のプロデューサーを名乗っています。この4人のうち3人が今回のステージに立ったことに関して感じた事を述べていきたいと思います。
 
 
まずは杏奈から。彼女に関しては仙台でも述べた通り、ライブだと杏奈というより夏川椎菜さんを見てしまうんですよね。結局杏奈のプロデューサーというより夏川椎菜のファンという部分が大きいです。
でも久しぶりのHappy Darlingで更にアドリブを入れたのは最高でした。「それでもいつか……会いに行きたい……です」はやべえ。ライブ中にOFF杏奈を持ってくるの、杏奈が良い方向に成長してる事をライブで表現してるしありえん。
VIVID イマジネーションも大舞台の披露が3回目となった事もあり、かなり夏川さんの中でも歌い方が決まってきて、自分の物にしていると感じました。
「今日も椎菜はパーフェクト!」とか叫ぶオタクホンマ限界過ぎる。
 
 
続いて紗代子。僕は大阪1日目、めちゃくちゃvivid colorを警戒してたのでなんとしてでも行かなければと思ってたんですが、蓋を開けてみたら君想いBirthdayだったので、ホッとしたような残念なような気持ちになりました。幕張で聴けるのを楽しみにしてます。
グループ曲がBlue Symphonyだったのも完全に意表を突かれたんですけど、紗代子のBlue Symphonyはヤバいですね。カッコよすぎる。芯のある歌声がこの曲にあまりにもマッチしていました。もう1回聴きたいです……。
そしてMelody in Scape。なんかもうひたすら歌でブン殴られてる気分でした。やっぱり美奈子の歌声が可愛くて甘い感じなので、芯のある歌声との親和性が高く感じられるんですよね。2日目の美奈子と歩のMelody in Scapeもこれに当てはまってて非常に刺さったんですけれども、やっぱりこの曲は美奈子と紗代子の曲なんですよね。2人の強さと優しさを全て詰め込んだ歌を生で聴くことが出来て良かったです。
 
 
最後に静香。結論から言うと、僕の中で最強のアイドルは静香でした。なんかもう今回の公演を見たらもう彼女に歌えないものはないんじゃないかと思えてきました。
冷静に考えて雪歩の代わりにPersona Voiceを歌って、貴音の代わりに秘密のメモリーズを歌って、両方とも全然違和感ないんですよ?まるで元々彼女の歌だったかのようなんですよ?どんな方向性の曲でも歌えるでしょうし、今僕は彼女にジュリアと組んでロックを表現して欲しいです。
今回、蒼の系譜としてBlue Symphonyを聴けたのも最高でした。翼や百合子のいるこの曲も素晴らしいですが、やっぱりこの曲は蒼の曲です。
そしてソロ曲。Precious Grainはずっと振りコピしてて楽しかったくらいしか記憶がないです。ごめんなさい。次はちゃんと聴きます。Catch my dreamは静香がステージに立っていました。泣きました。彼女をどんどん次のステージへと高めてあげたいと思いました。
結局、一番キャラクターとして共感できるのが最上静香だったみたいで、それに気づくまでにだいぶ時間がかかってしまいました。勿論4人とも好きなんですけど、静香はかなり特別みたいです。
後、しずしほはいいぞ。しずしほアライブファクターをくれ。
 
 
 
 
こんな感じで、めちゃくちゃ楽しみつつも、色々と感じることが出来て非常に満足の行く2日間でした。大阪まで足を運んだ甲斐がありました。
最後に、大阪でお世話になった皆さん、ありがとうございました。皆さんのおかげで遠征の楽しさが更に増しました。
特に連番して頂いたお二方、そして1日目の後泊めてくれた方には感謝しております。
 
 
 
それでは。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
〜おまけ〜
今回の遠征先でのお遊び
その1

 

その2

 

その3

https://vine.co/v/iHVOLelvUVA

 

その4

 

その5

 

純真。

お久しぶりです。

 

今日は急遽田所あずささんのシングル『純真Always』のリリースイベントに行ってきました。

 

田所あずささんのソロのイベントは2回目で1/24の4thLIVE東京公演以来でした。楽曲も、彼女自身の表現力も素晴らしく、また現場の雰囲気も温かかったので、これはハマりそうだとその時は思いました。

 

そして今回のリリースイベント。キャパが140と小さく、距離が非常に近くて見やすかったです。

最初は軽いトークコーナーから入りました。やっぱり田所さんは歌う時のかっこよさと普段話してる時の気の抜けた声での天然っぷりとのギャップが凄く可愛いんですよね。

今日も「今回の3曲で歌うのが難しかったところはどこですか?」という質問に対し、司会が「Cherishは凄く色々拘りましたよね」と話を振ったのですが、それに対して「そうそう………………あ!!そう!!Cherishは色々拘って歌わさせて頂きました!」と思考が5秒遅れで追いついたりと、その可愛さを存分に発揮してくれました。

 

 

そしてライブパートです。正直今回のシングルの収録曲3曲やってくれるだけでも十分に満足だったのですが、それに加えてMy Favorite Destinyまでやってくれたのは最高でした。4thの時には予習せずに行った為コールが分からなかった純真Alwaysもしっかりキメられましたし、もともと今回の3曲で一番好きだった孤独な惑星を生で聴けたのは最高でした。そして何よりもライブで化けたのはCherishですね。1番、2番、大サビと曲が進むにつれて感情をむき出しにしていく歌い方、サビの高音の地声裏声の使い分けと、拘った部分を全て完璧に披露してくれて、鳥肌ものでした。

 

 

最後に特典のお渡し会で終わりだったのですが、僕は最後の接近戦が去年の7月で、しかもかなり接近戦に対して苦手意識をもっていたのですが、田所さんの話し方というかオーラもあってか、割とスムーズに話せて楽しめました。最上静香ちゃんがスキミ→♡を歌ったら可愛くないですかと振ったんですけど、「え~~~キャラじゃないよそれ~~~笑」と流されてしまいました。悲しい。周りのスタッフがランティスの方々で、一緒に笑ってくれたのがちょっと嬉しかったです。

 

 

以上突発的に行くことになった田所あずささんのリリイベのレポでした。凄く充実した時間でしたし、これからも田所あずささん"も"応援していこうと思いました。

次は2ndアルバムの時ですね。シークレットライブ、なんとかして行きたい。

 

 

それでは。

 

バレンタイン。

こんにちは。

イベント終わって2,3日経ってからブログを更新してしまう雨宮天さんの気持ちが分かるようになりました、まりんです。

 

 

 

オタクのみなさん、ハッピーバレンタインでした。多分みなさんそれぞれ思い思いの場所で楽しい一日を過ごされたことと思います。

僕もめちゃくちゃ楽しい一日でした。まあ端的に言うと優勝でした。優勝した時って完全に脳が機能停止してるんでイベントの細かい内容忘れてしまうんですよね。

それでも一応形には残しておこうかなと思い書きます。本当に雑記って感じになってしまうと思うんで適当に流して読んで頂けると嬉しいです。

 

 

 

まずは昼、アマイセイルから。

もう冒頭からバレンタイン・キッスであのありえん衣装と髪型で3人が入ってきた瞬間にこのイベは最高のものになることを確信しました。サイドテール可愛すぎ。そしてあの挨拶ですよ。

「今日もとってもかわいら\しーな!/しーなとおしゃべりたの\しーな!/しーなとあえてうれ\しーな!/」

いや、可愛すぎん?可愛すぎますよ。

 

で、まあバラエティコーナーに入るわけですけどここでも夏川が本当可愛いんですよね。いやもうこのイベント夏川が可愛らしさを振り撒くためのイベントだったのではって感じ。雨宮さんも終始オタクって感じでした。

個人的には「なんですぐに私に連絡しなかったの…?私だって看病できるもん。」ってセリフが数日前に風邪でぶっ倒れてまだ完治してなかった(病気のオタクは家で寝てろ)自分への私信として捉えられたのがとても良かったです。

 

ライブパートの方も良かったです。whizの「伸びる影に」のところのハモりが綺麗でした。後チョコレイト・ディスコを完コピしたのは本当に凄いと思いました。Baby My Stepの振りコピをしようとチャレンジしたんですけどあの曲めちゃくちゃ難しいです。なんとか3rdLIVEまでに習得したいですね。

 

そして各種告知。流石にそろそろアルバムかと思ったらまたシングルでしたね。High Free Spirits、今度こそ夏川センターの表題曲を信じます。帰宅後はいふりのPVを視聴した訳なんですけど、わたしたち記念日、ここまで分かりやすい夏川雨宮もあるのかって感じでしたね。もしかしたらAJのステージでも披露もあるかもしれません。楽しみですね。まだの方は是非はいふりのPV見てみてください。

 


2016年4月新番組アニメ「はいふり」PV第1弾 / Hai-Furi

 

そして3rdLIVEも決まりましたね。安心と信頼のパシフィコと、東京国際フォーラム。ミリ3rd幕張以降の生きる希望が無かったのでここで発表されて良かったです。

全体的に非常に甘い、満足度の高いイベントでした。夏川椎菜さん、本当に可愛いですね。それしか言ってないですね。

 

 

 

続いて夜、マリコレ。これがなんと整理番号4番というありえん番号を引いてたんですよね。

ただ最前センターはちょっと怖かったんであえて外して左右のどちらかに行こうと思い、直感でちょっと右側を陣取りました。

 

どのラジオの楽曲も強くて、本当に楽しかったです。特に津田さんのShiny Eyes、あの曲めっちゃ好き。

 

特に高橋未奈美さんと種田梨沙さんに触れて行くと、まず高橋未奈美さん。先ほど述べた通り陣取った右側が彼女のゼロズレで、もう1m先に彼女がいて、最高過ぎました……レスも返してくれて本当に優しくて面白い方です、更に好きになりました。半年分くらいの推しジャンを彼女に捧げました。

 

種田梨沙さんの方は、今回のイベントがアニメ関連でもなく、また相方が仲良しの内山夕実さんだったこともあり、純粋にこのイベントを楽しんでいるように見受けられました。気が緩み過ぎてたのか、歌唱の入りを忘れてしまったり、唐突にオタクたちが楽曲にクラップを入れ始めたのに対して頬が緩んだり、挨拶で「私、歌って踊る女の子を見るのが好きみたい」とかいうオタクみたいな発言をしたり、気ままに楽しんでる彼女を見るのはなかなか新鮮で良かったです。

 

マリコレもまた総合的に満足度の非常に高いイベントでした、特にチケットと位置取りの運のおかげで数倍増しで楽しめました。唯一惜しかったのは高橋未奈美さんも種田梨沙さんも一言も「マリン」と発してくれなかったことでしょうか、まあそれは仕方ないですね。

 

 

 

以上こんな感じのバレンタインでした。もう楽しかった以外の感想がないです。両イベとも連番して頂いた連番者の方、そして両イベで話していただいた方本当にありがとうございました。

 

 

 

それでは。

福岡予想。

こんにちは。

往復夜行遠征し、仙台公演で魂を吸い取られ、帰ってきた後もバイトやオタクカラオケをしていたら肉体的にも精神的にも疲れたのか見事に体調を崩しました。家にいても退屈なので後一つ残った地方公演である福岡公演のセットリストの予想でもしようかなと思います。

適当に見て頂けると嬉しいです。

曲名 (演者・敬称略)の順で書かせていただきます。

 

1.Dreaming! (全員)

2.(琴葉・海美デュエット曲) (種田・上田)

3.サマ☆トリ~Summer trip~ (平山)

4.IMPRESSION→LOCOMOTION! (中村)

5.りんごのマーチ (田村)

6.fruity love (中村・木戸)

 

7.アライブファクター (田所・伊藤)

8.Blue Symphony (雨宮・種田)

9.ドリームトラベラー (中村・田村)

10.ココロ☆エクササイズ (上田)

11.トキメキの音符になって (麻倉)

 

(12~16: 765カバー)

 

17.piece of cake (平山・雨宮)

18.Precious Grain (田所)

19.透明なプロローグ (伊藤)

20.Shooting Stars (田所・麻倉・平山)

21.Birth of Color (木戸・上田・伊藤)

22."Your" HOME TOWN (田村・麻倉)

23.ホントウノワタシ (種田)

24.オリジナル声になって (木戸)

25.絵本 (雨宮)

26.星屑のシンフォニア (雨宮・麻倉)

 

27.Welcome!! (全員)

28.Thank You! (全員)

 

 

名古屋・仙台でセトリのパターンが形成されてるのでそれに当てはめるだけなんですけど、これがまあ難しい。

休憩1曲しかないところが多々あるし、正直欠陥だらけですね……

 

ただどうしても仙台公演みたいに、最後にエモーショナルな流れを持って来たかったんです。そのためにはこうするしかなかった。仙台で精神をぐちゃぐちゃにされてもオタクは懲りない。

 

またここまでの流れだとトップバッターは2人共揃ってるデュエット曲なので、未発表の琴葉×海美曲かpiece of cakeとなるんですけど、piece of cakeはトップバッターには合わないだろうと思い未発表曲をトップバッターにしてしまいました。

そうなるとこの琴葉×海美曲はどちらかというと海美寄りの元気で明るい曲調で、琴葉を引っ張っていくような楽曲になるんじゃないかと思ってます。っていうかそうであってくれ。海美と組むことで琴葉の新しい歌の表情を知りたいんじゃ。

 

そしてリーダー2人の〆曲についてですが、名古屋仙台の傾向だけで考えると、次回公演にメンバーがいるユニットの曲をやるという流れがあるのでは、と思いました。そこで幕張1日目に出演される永吉昴役の斉藤佑圭さんの枠から取って、星屑のシンフォニアを選びました。

 

後765カバーコーナーは曲を全然知らないので予想を立てませんでしたが、edeNとキミはメロディが聴きたいです(個人的願望)

 

 

 

とりあえず順番も考慮してセトリ予想を組んでみましたが、ホントウノワタシ→オリジナル声になって→絵本の流れさえ来てくれれば成仏できます。正直そこだけでも当たってくれればもう満足です。

 

それではまた。

仙台。

皆さん、アイドルマスターミリオンライブ!3rdLIVE 仙台公演お疲れ様でした。

最高の公演でした、現地であの公演を見届けることができたことを本当に幸せに感じています。

特に公演の終盤に関して思うことがあるので、そこまでは短めに振り返ります。

 

 

基本的に楽しい曲は楽しく遊んでました。成長Chu→LOVER!!では連番者とハートマークを作ったり(本当に限界)、アニマル☆ステイション!が来なかったことにゲラゲラ笑ったり、麻倉さんと郁原さんのlittle trip around the worldがめちゃくちゃ可愛くて悶えたり、聴きたかったLegend Girls!!とHelloコンチェルトが来て頭抱えたりとかしてました。

 

 

前半で特に感じたのはSTANDING ALIVEの完成度の高さですかね。前の名古屋公演のリーダー2人がトリとして歌った楽曲を、今度はARRIVEのリーダーである可憐役の近藤さんと、志保役の雨宮さんで歌うのはかなり大きなプレッシャーだったのではないかと思ったのですが、それを跳ね除けるような堂々としたパフォーマンスを見せられて感動しました。Dメロの雨宮さんの抜けるような高音が美しすぎて、「この方もまだまだポテンシャルを秘めているな……」と感じましたね。

 

またVIVID イマジネーションも夏川さんのオタクである自分にはたまらなかったですね……。

2ndの時と比べると、トロッコではなくステージ上なので振り付けも完璧にしなければならない中で、あの難しい曲でも安定した歌唱を見せてくれて、常に成長を続ける彼女には本当に感服しました……。彼女に関しては後で詳しく書きますので、そちらも読んで頂けると本望です。

 

 

 

 

ですが、この公演の本番はpiece of cakeからでした。仙台で来るかって思いましたし、またそこまでのめちゃくちゃ盛り上がる曲の流れからいきなりしっとりしてきたのでイントロでかなりびっくりしたのを覚えています。

そして曲が終わった後、残ってるソロ枠が可憐、エミリー、百合子だけだということに気付いたんですよね。このバラードの流れヤバい、これに繋げるためのpiece of cakeか……とちょっと悔しく感じました。

そしてちいさな恋の足音、君だけの欠片。最後のMCでも泣く素振りを見せず落ち着いていて、近藤さんも郁原さんも最初の大型ライブから数段成長していて素晴らしかったです。

 

 

 

 

そしてソロ枠のトリです。僕はよく絡んでるオタクに伊藤美来さんのオタクが多く、また連番者もそのうちの一人であったので、夏川さんの相方としても、今回の公演はかなり伊藤美来さんにも注目していました。

そんな中で空想文学少女が来ました。気が付くと僕の目からは涙が零れていました。2ndでの初披露の時と比べてあまりにもそのパフォーマンスが成長していたからです。2ndの時震えていた手足と歌声、どことなく硬い振り付けと表情、そんなものはどこへ行ったのかと思うほど彼女は自由に表現をしていました。他の仕事もこなしながら、ここに到達するまでの彼女の努力は壮絶だったのではないかと思います。夏川椎菜さんのオタクである僕ですらこうなってしまったので、連番者がこの瞬間に抱いた感動の大きさは図りしれないのではと思います。

 

 

このように既に前の曲でかなり感傷的になっていた状態で、トドメの殺害兵器が飛んできました。前の曲でステージの下に降りていた伊藤美来さん、その状態のまま、ステージの右上から夏川椎菜さんが登場しました。流れてきたのはカワラナイモノのイントロ。もうダメでした、この瞬間から5分くらい涙が止まりませんでした。

この公演をリーダーとして引っ張ってきた二人の口からあふれ出す「いくつも時をかさねて 自分らしい足取りで」「今ここに立っていられるのは きっとみんなのおかげだよ」「ずっと大人になっても一緒にいれますように」のフレーズ。最初離れた場所で歌っていた二人が徐々に近づいて行き、お互いに向き合い手を差し伸べながらの最後の「永遠だよ……」本当に今思い出しても泣けます。

 

 

そしてMCに入ったんですけど、そこで夏川さんがなんと挨拶したか分かりますか?

「公演の最初の挨拶では杏奈として言いましたけど、公演の最後では夏川椎菜として言わせてください。これからもミリオンライブに『応援ください!』」

叫んでました。もう意味も分からず叫んでました。いやなんやねん「夏川椎菜として」って。本当無理でした。今まで彼女はTrySailでも3人力を合わせて、対等な立場で歩んできましたし、ミリオンライブの今までの公演も主に山崎はるかさんと田所あずささんを中心として進められていたので、彼女が中心に立っていることを見る機会は今まで全くないようなものでした。物販のパンフレットでも、「いつもは3番目のポジションくらいにいる」と彼女は仰っていて、確かにそうかもしれない、自己分析がよくできているなと感じていました。そんな彼女がリーダーとして中心となっているところを見る為に仙台まで来たことが、この挨拶で本当に報われました。

 

 

ここまでで色々なことが短時間で起き過ぎて魂が抜けている状態でWelcome!!が来てしまいました。連番者の隣の人がイントロで「アーーーーーーーーーーーーまだいかない!」とかやってる中、1番ではもうまともに声を出すことができなかったのですが、「最後まで全力で声だしていってねー!!」という演者の煽りでなんとか正気を取り戻して最後のThank You!まで応援をすることができました。いよいよこれで終わりか……と思っていたところに最後の爆弾が投下されました。

 

 

演者8人がはけて、リーダー2人だけが舞台に残りました。2人で手を取り、階段を上って行きます。ここで、なんとか泣くのを堪えてた夏川さんの顔が崩れ、涙が零れ始めました。

 

そんな夏川さんに対して、伊藤さんが頭をポンって撫でたんですよ。

 

もうこの30分程度で何回こっちを泣かせれば気が済むねんと。理性保てませんよこんなの。

伊藤美来さんは本人もよく仰ってますが、泣き虫ですぐ泣いてしまうイメージが今までかなり強かったです。そんな彼女は今回の公演では全く泣く素振りを見せず、堂々たるパフォーマンスを披露し、最後の挨拶で「私が振るの!?笑」と冗談を混ぜる程の余裕を見せていました。その成長っぷりが非常に印象に残っています。彼女はブログで「追い込まれるのは嫌いではない」と述べていますし、逆境やプレッシャー、責任感を力に変えることができるのかもしれません。それは人間としてとても強い武器だなと感じましたし、今までちょっと気になる程度だった彼女のことがかなり好きになってしまいました。

対照的に夏川さんはまだ19歳であるにも関わらず(伊藤さんも19ですが)、かなりしっかりしていて、普段あまり泣くことはないというイメージを持っています。そんな彼女ですが、今回は恐らく人生で初めてリーダーとして物事の中心に立ち、それを引っ張っていくという責任の重い立場に立ちました。そのプレッシャーの大きさは僕には計り知れないですし、かなり不安を抱えた状態で舞台に立ったんだと思います。それで無事公演を終え、その安堵感が溢れて最後に涙を流してしまったのでしょう。あまりにも尊すぎる。

このように、今までのイメージだったらこの頭を撫でるのは逆の立場であるのが自然なのが、今回伊藤さんが夏川さんを慰めたんですよね。なんかもう二人の成長と絆をこの一瞬が体現していて、本当言葉にならないです。

ここまで色々なことが短時間で起こりすぎて脳が処理をしきれず、放心状態のまま、ライブは終わりを迎えました。

 

 

 

今回の公演を通して、感じたことはいくつかあります。

 

1つ目は、夏川椎菜さんのことが一層好きになりました。

これからもずっと応援していきたいと思いました。新しい経験を柔軟に吸収していく彼女の姿をずっと追いかけていきたいです。彼女は2ndで想定外のハプニングを乗り越え、今回の3rdでリーダーという重圧を乗り越えてきました。彼女はこういった一つ一つの経験を自分の糧にしていける人だと僕は思っていますし、これから声優としての経験もどんどん積み重ねていき、更に魅力的な演者になっていくと確信しています。

そんなまだまだ成長Chu→な彼女をこれからも見ていきたいという気持ちが強いです。

 

2つ目は、僕はいわゆる「プロデューサー」にはなれないということを今回痛感しました。

前回の記事でも少し触れましたが、僕は担当アイドルに真摯に向かい合うプロデューサーの方々を尊敬していますし、一種憧れの念を抱いていました。しかし今回の公演を通じて、僕は夏川椎菜さんと伊藤美来さんを通して杏奈と百合子を見ることが全くできず、あくまで舞台に立ってるのは彼女たち本人だとしか思えませんでした。それでここまで長々と書いてきたような感想を抱いた訳です。

また終演後Twitterを覗くと、「紗代子抜きでカワラナイモノをやるのは、紗代子が報われない」という旨のツイートを多く見ました。今まで一応紗代子のプロデューサーを名乗っていたにも関わらず、この考えは全く僕には思い浮かばないものでしたし、本当に紗代子に対して申し訳ない気持ちになりました。多分僕はもうカワラナイモノのオリジナルも紗代子ソロも聴けないと思います。

これらのことにより僕は声優のオタクを抜け出してプロデューサーになることは無理だと強く感じました。それでもミリオンライブというコンテンツもそのキャラクターも、その音楽も全て大好きなので、これからも応援し続けたいと思っています。

 

 

以上が僕の仙台公演に関する感想となります。開演前に考えていたよりもずっと思い受け止め方をしてしまったことに自分でも驚いています。

 

 

最後に、仙台遠征を一緒に付き合ってくれた3人、特に連番者には本当に感謝しています。この4人で仙台に来ることができて本当に良かったと思っています。

まさか昼にこんなこと

やあんなこと

をやってた人々が終演後あんなに重い空気になるとは思っていませんでしたが(笑)

 

 

それでは、今回の記事はこれで終わりにしようと思います。

ここまで長々と読んで頂きありがとうございました。