2020年 楽曲10選
皆さん、ブログの方では2年ぶりです。
今年もいよいよ後数時間で終わります。早いものですね。
今年の楽曲10選に関して、去年同様Twitterで楽曲だけ並べようかと思ったのですが、Spotifyのリンクが貼れないことと、なんだかんだ各楽曲に関して少しコメントをつけたくなったので、12/31 15:00から執筆を開始しています。2年前は12/31 1:00から執筆していたので、それよりもギリギリです。
10選を選ぶにあたって、一通り2020年の楽曲を見直していたのですが、かなり選ぶのが難しく感じました。良い楽曲が多い年だったと思います。
そこで、今年の選定基準は「オタクに聴いて欲しい度」をベースに決めました(そのためリンクが貼れるブログの方が良いと思い記事を書いています)。
この記事を読んでくださった方は、是非一通り聴いて頂けると嬉しいです。
それでは、楽曲紹介の方に行きましょう。
- 1. 廻廻奇譚 - Eve
- 2. 籠の中に鳥 - ユアネス
- 3. out of the blue - やなぎなぎ
- 4. Pathos - fhána
- 5. curved edge - ヒトリエ
- 6. Answer5 - XIIX
- 7. HERO - coemie
- 8. ボケナスのうた - ネクライトーキー
- 9. 流刑地 - Gyoson
- 10. 氷菓 - CYNHN
- 他候補曲
- おわりに
1. 廻廻奇譚 - Eve
アニメ「呪術廻戦」1クール目OP。
2020年のアニメタイアップ楽曲の中で断トツで好きです(といってもあまりアニメ見てませんが…)。
呪術廻戦というアニメのテーマの中に、Eveらしさを上手く埋め込めてる楽曲だと思います。
アニメのOP映像も、YouTubeに上がっているアニメMVも両方力の入り方が凄い。
特にアニメMVの2サビ「五常を解いて 五常を解いて」で五条先生盛り盛りの映像になるのが何回見ても好き。
以下のインタビューも是非。
2. 籠の中に鳥 - ユアネス
アニメ「イエスタデイをうたって」ED。
イエスタデイをうたってで描かれる複雑な恋愛模様とその中に含まれる心情を、美しいバラードに乗せた楽曲。
各話のハイライトシーンがコルクボードに貼られた写真になって映し出されていくというシンプルながらも魅入られるED映像の演出も素晴らしい。
2年前の記事で紹介した17才 - ハルカトミユキと同様、Dメロの詞に本質が詰まってる。フルで聴いたことない方は(特に森ノ目榀子派なら!)是非フルで聴いてみてください。
春になって 桜が咲いて
いつかが 見えなくなって
「もういいかい?」
繰り返し何度も零してしまう
何遍も何遍も何遍も何千通り
日々を描いていたのに
明日にならない
3. out of the blue - やなぎなぎ
アルバム「エメラロタイプ」収録。
イントロを初めて聴いた時、背中に電流が流れた。
静かなピアノイントロ・Aメロから、Bメロを足掛かりにサビで一気に開ける展開の楽曲。
この楽曲だけというよりかは、エメラロタイプはアルバムを通して聴いた時の完成度が非常に高いので、是非通しで聴いて欲しいです。
4. Pathos - fhána
配信シングル「Pathos」収録。
スタジオに集まることができない中、各メンバーが自宅録音・自宅撮影で楽曲とMVを作成した。
近年fhánaの楽曲はtowana作詞のものが増えてきているが、これもそのうちの一つ。
towanaの詞の選び方は素晴らしく、出だしの
なぜか 目に見えるものだけが 掴めないスピードで変わっていく気がしていた
というフレーズだけで一気に引き込まれる。サビの詞にも、コロナ禍を乗り換えた先を見据えたメッセージが詰め込まれている。
日常に焦がれていたあの頃 (いつか思い出す)
どこかの君に届いてテレパシー (雲の向こう側へ)
悲しくない話をしよう (今日は)
季節がコートを脱ぎ捨てた
この楽曲のタイトルを冠したオンラインライブも開催されたが、そのパフォーマンスを見ても、生でこの楽曲の披露が見られる日を待ち遠しく感じた。
5. curved edge - ヒトリエ
楽曲単体として配信中。
昨年、wowaka (Vo./Gt.)が急逝したことは、誰の記憶にもまだ新しく、衝撃的な記憶として残っていると思われる。バンドとしても新たな境地に達しつつあるタイミングでのこの訃報に対して、他のバンドメンバー3人が感じた気持ちは推し量ることができない。
そんな中でも、ヒトリエは歩みを止めず、ライブツアーを続けた。しかし、その上にコロナ禍が重なり、今年のベストアルバムツアーは全公演中止となってしまった。この逆境続きの中で、ついに3人体制で初めてリリースされたのが本楽曲である。
curved edgeは、wowakaが築き上げたヒトリエを現存させつつも、個々が高い演奏技術を持つ3人で重厚なサウンドをぶつけてきている。ただ、詞を見ると、バンドの大黒柱を失ったメンバー、特にシノダの切実な叫びがそのまま表れている内容になっている。この楽曲を礎として新たな一歩を踏み出したヒトリエがどこに向かうのか、これからも注目し応援していきたいと感じさせる一曲だった。
6. Answer5 - XIIX
アルバム「White White」収録。
UNISON SQUARE GARDENのVo./Gt.の斎藤宏介と、米津玄師を含む様々なアーティストのサポートベーシストを務めてきた須藤優で2019年に結成されたバンド、XIIXの1stアルバムより。
UNISON SQUARE GARDENという枠にとらわれず、斎藤宏介の才能は凄いということを遺憾なく表現した楽曲・アルバムに仕上がっている。
このバンドのトラックは、主に斎藤の作る曲を須藤がアレンジしてできあがるパターンと、須藤が作るトラックから斎藤が歌を乗せるパターンのふたつから成り立っている*1とのことだが、須藤優のアレンジは斎藤宏介のクールさを引き出すことにとてもマッチしているように感じる。UNISON SQUARE GARDENばかり聴いてる方には是非聴いて欲しい。
7. HERO - coemie
アルバム「前線」収録。
年の瀬、12/28になんとなくSpotifyのおすすめ欄を眺めていたら目に留まって聴いてみたバンド。
メインボーカルを男性と女性の1人ずつ据えているバンドで、しかも2人が同時に歌うということはほぼなく(配信されている楽曲のうち2人とも歌っているのは1曲のみ)、楽曲によってボーカルを1人ずつ変えている。
アルバムを聴いていると、もともとアレンジの幅は広いように思えるが、曲ごとによって男性ボーカル・女性ボーカルを変えることによって、この幅が更に広く感じられ、最早別のバンドなんじゃないかと思えるレベルにまである。
このバンドを聴いてもらうためにこの記事を書いているといっても過言ではないかもしれない。
来年売れるんじゃないか、というか売れてほしい。
8. ボケナスのうた - ネクライトーキー
アルバム「ZOO!!」収録。
ネクライトーキーらしい遊び心にあふれた楽曲。
出だしのイントロからギターリフもキーボードもいい意味でふざけてる。
2サビ後間奏で突然BPMが落ちてファンキー(?)になるのも、どうやったらこんな展開になるんだという気持ちになる。
サビの「ボケナスどもがわらわら」とかいうキラーフレーズが大好き。「ボケナスどもがわらわら」な気持ちになった時に聴くと楽しい気分になれる。
9. 流刑地 - Gyoson
EP「GONETOWN」収録。
ex.トーマがgyosonとして突如復活した後、初めて出したEPからの一曲。
ボカロPの頃に出していた楽曲のルーツも多少は感じるが、EPを通してBPMは抑えめのチルな楽曲で構成されている。gyoson本人のボーカルも、このチルめなテンポとよく合っている。
収録されている6曲いずれも好きだが、最も聴きやすいと感じたこの楽曲を10選に含めた。
米津玄師もそうなのだが、曲の"隙間"になる部分に謎のSEを入れる癖があるのはどういう理由があるのかがちょっと気になる。
10. 氷菓 - CYNHN
EP「#0F4C81」収録。
楽曲に定評のあるCYNHNのEPから一曲。
EPを通してオシャレなテイストに仕上がっており、メンバー全員のボーカルも一切楽曲負けしておらず、良い相乗効果として表れている。
提供陣も渡辺翔、mol-74、トオミヨウ、草野華余子と気合を感じる。
ちなみにだが、EPのタイトルはクラシックブルーと読むらしい。
他候補曲
- レプリカント - ヨルシカ
- LOST IN PARADISE feat. AKLO - ALI
- 夏影テールライト - UNISON SQUARE GARDEN
- DeLorean - toconoma
- river - Maison book girl
- 信号 - sora tob sakana
- PLACEBO + 野田洋次郎 - 米津玄師
- 群青 - 神山羊
- Ready to - 影森みちる(CV:諸星すみれ)
- リテラチュア - 上田麗奈
など
おわりに
今年はコンセプトの影響もありますが、ついにアニタイが2曲しか入りませんでした。アニタイは他の方々がたくさん紹介してくれると思ったので…。
2020年はやはりライブの数が激減してしまい、音楽体験の数は少ない年となってしまいましたが、その分を家での音楽鑑賞で多少は補えたのかなとも思います。
また、数少ないライブに実際に行ったとき、改めてライブの感動や楽しさを新鮮に感じることができたのも良かったです。
2021年も良い音楽と巡り会って、良いライブにもより多く行けるようになれば良いですね。
皆さん、良いお年を。
*1:斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)、ベーシスト 須藤優と共に新バンド「XIIX」始動。来年1月に1stアルバム『White White』リリース&東阪での初ライヴ決定 - TOWER RECORDS ONLINE https://tower.jp/article/news/2019/11/19/tg011
2018モテイク楽曲10選
1年ぶりですね。せっかく年の瀬なので今年もモテイク(が好きそうな)楽曲10選書きます。
今年もオールジャンルで選びます。
ちなみにこの記事は12/31の深夜1:00から書き始めています。
- 1. 近日公開第二章 - PENGUIN RESARCH
- 2.君のせい - the peggies
- 3.17才 - ハルカトミユキ
- 4. New Stranger - sora tob sakana
- 5. ユーレカ - fhana
- 6.ラブリルブラ - 夏川椎菜
- 7. ステム - nano.RIPE
- 8. ただ君に晴れ - ヨルシカ
- 9. オシャレ大作戦 - ネクライトーキー
- 10. メルティランドナイトメア - はるまきごはん
- 他候補曲
1. 近日公開第二章 - PENGUIN RESARCH
EP「近日公開第二章」収録。
オタクが大好きな堀江翔太を中心として、個々の演奏能力を暴力的にぶつけてくるこのロックバンドからこの曲。
イントロから一生多動してたらなんか楽曲が終わってる。
PENGUIN RESEARCHの曲は観客側のコールを入れる部分が多いのも楽しさの一つだと思う。この曲も例に漏れずサビ終わりの「Come on Buddy!」、2番Aメロの「Play, it's my role」、Bメロの「WOW WOW」と、めちゃくちゃ声を出すのが気持ちいい。特に「Come on Buddy!」は毎回空気を殴りながら叫んでる。
2.君のせい - the peggies
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」OP。
なんとなくアニメ1話を見てたらいきなりバカ強いガールズバンドの楽曲が流れてきてめちゃくちゃビビったのを覚えてる。
サビ歌いだしからのイントロがめちゃくちゃ疾走感があるところからメロで少し落ち着いて、サビ前の「デレデレデデッ」ってワンフレーズで再びスピード感を演出してくる緩急が最高。サビも前半後半ある構成でラスサビ転調、アニソン初起用のガールズバンドにしてはオタクのツボを押さえすぎててひっくり返る。
OP映像も素晴らしく、「余裕ぶっこいてる君に」の麻衣先輩の銃を撃つフリがマジで好き。
唯一の問題点は、オタクが街中で「きーみのせいきみのせいきみのせいでわたし、ウウッ!」ってクソ汚い声で歌いだすところ。
3.17才 - ハルカトミユキ
「色づく世界の明日から」OP。
色鮮やかなOP映像とのマッチが本当に素晴らしい。
こちらもしっとりめなメロからサビ直前のギターのワンフレーズで一気にサビが開けていく感じがとても良い。単純に僕がそういう楽曲構成が好きなだけかもしれない。
曲名が「17才」ってのもマジでおかしい(ほめてる)。
あとDメロの歌詞と作品との親和性がマジでえげつないのでTVサイズしか聴いてない人はフル聴いてください。
空はまだ晴れてゆく
雲はただ流れてく
本当に綺麗なもの
まだ解らないけど
戸惑いも悔しさも
すべてが絵の具になるから
下手くそだって消さないで
4. New Stranger - sora tob sakana
「ハイスコアガール」OP。
もともと大好きなsora tob sakanaがアニソンやると聞いた時はクソビビった。
イントロ開始2秒で即到達。
今までの路線を残しつつも、アニソンとして流しても受け入れられる楽曲に仕上がっていて流石となった。しっかり2サビ飛ばし楽曲です。
一番好きなのはサビの「高く弾くコイン 表と裏」の3連符を刻む部分。聴いてるこっちも体が3連符で小刻みに痙攣してしまう。
ちなみにハイスコアガール、見てません...。
5. ユーレカ - fhana
シングル「わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~」アニメ盤収録。
「現在地」、「ソライロピクチャー」など、fhanaのシングルのカップリングはかなり名曲が多い。
その中でもこの楽曲はVo.のtowanaが初めて作詞に挑戦した楽曲。
当たり前のようにめちゃくちゃ良い詞を書いてる。
まだ何も知らない子供の瞳で
ひとつだけ持ってきたこの光で
いつの日かこの闇を照らせたら
ここにいるよって歌いたい
楽曲のほうはアーティスト盤カップリング「snow scene」とペアで冬の気配をとても感じる楽曲。
ところどころ入ってくるアルトサックスがめちゃくちゃオシャレ。
サビの「光ひとつ ひとつまたひとつ この手に」という部分のメロがスキップしながら階段を下りていくようで気持ち良い。やっぱりtowanaはバケモンみたいに歌が上手い。
6.ラブリルブラ - 夏川椎菜
シングル「パレイド」収録。
遊び心満載の楽曲。イントロ即多動から、裏で意味が解らないくらい色々な音がまさに「パレイド」のように鳴っている中、めちゃくちゃ気の抜けた夏川椎菜ちゃんの歌声がめちゃくちゃ合っている。
個人的に彼女のソロアーティスト活動は「グレープフルーツムーン」「フワリ、コロリ、カラン、コロン」のように彼女の新しい引き出しを開けてくれる路線の方が好きで、この楽曲もそちらに分類される。
1stアルバム、楽しみですね。
ちなみに表題曲「パレイド」についても色々思うところはあるのだが、個人的にはあまり好きではない。
7. ステム - nano.RIPE
アルバム「ピッパラの樹の下で」収録。
20周年を迎えた彼らの5thアルバムは、2人体制になったことを忘れるような今までで最も攻撃力が高いアルバムだと感じた。
そんなアルバムから最後の13曲目を選曲。きみコの決意が全て乗ったような楽曲。
始めるために終わったことを 終わるために始まったことを
生まれるために泣いたことを 笑うために生まれたことを
別れるために出会ったことを 出会うために別れたことを
抱えてぼくらが歌うことを そうしてぼくらが生きることを
新宿BLAZEできみコが「私は自分からnano.RIPEを絶対にやめない」と言って歌い始めたこの曲を、僕は一生忘れないと思う。
8. ただ君に晴れ - ヨルシカ
アルバム「負け犬にアンコールはいらない」収録。
「ウミユリ海底譚」「メリュー」などのn-bunaがボーカルsuisを迎えたユニット。
マジでn-bunaには米津玄師級に売れる素質があることをひしひしと感じさせる。ギターラインを作るセンスがえげつなく、まずイントロだけで惚れる。
その後のメロ裏では超シンプルなギターリフに思わず合わせてエアギターを弾きたくなってしまう。そこからサビで一気に音の厚みが増えてその上で回るようなメロディラインが乗ってくる。そのメロディラインを歌うボーカルsuisの声質がまた楽曲にマッチしすぎている。途中で入るクラップも良いアクセント。
2018年、完全にボカロ畑の人間がそこで培った戦い方(曲を作る人間と歌を歌う媒体[ボーカロイド・歌う専門の人間]を分離する方法)を活かして一般音楽シーンに殴りこんでくる年だった。2019年はその中から大衆的に受ける音楽が出てもおかしくないと思う。ヨルシカ・三月のパンタシア・ずっと真夜中でいいのに。からはこれからも目が離せない。
9. オシャレ大作戦 - ネクライトーキー
アルバム「ONE!」収録。
「コンテンポラリーな生活」のメンバーが集結し、ボーカルに元歌い手を招待したバンド。ボーカルの歌が全くうまくないのに、なぜか癖になってしまう声質。
石風呂の遊び心の部分を全て凝縮させたような楽曲。イントロのフレーズのキャッチーさでまず心を掴まれる。今までのバンドでは入ってなかったキーボードがめちゃくちゃ良いアクセントになっている。このバンドをやるのが楽しい!!っていう感じがすごく伝わってくる。
歌詞やMVにもその遊び心が無限にちりばめられている。ぜひ。
このバンド、YouTubeで公開してる楽曲は遊び心満載なのでそういうバンドかと思ってたら、アルバム収録楽曲はめちゃくちゃエモーショナルな楽曲がいくつもあって、バンドとして持っているバリエーションがすごい。こちらもボカロ畑発、2019年要注目。
ちなみにめっちゃどうでもいいんですけど、僕昔ボーカルのもっさが歌い手だった時のファンで、一時期Twitter相互フォローでした(イキり)。今も1つだけ動画が残ってるので、もしよければ聴いてみてください。
10. メルティランドナイトメア - はるまきごはん
アルバム「ネオドリームトラベラー」収録。
もう最近はあまりボカロを掘らなくなってしまったのだが、その中でめちゃくちゃ好きな楽曲を無限に作っているはるまきごはんから、最もキャッチーと思われるこの楽曲。
やはり良い楽曲にはまずイントロで掴むことと、何度聴いても癖になるようなリフが欠かせないと思う。この楽曲も例に漏れない。
Bメロ入るところのブレイクでめちゃくちゃ気持ちよくなれる。サビの早口なメロの回し方はやっぱりボカロ特有の武器だなと感じる。
あとボカロにおいて僕が地味にめちゃくちゃ重要だと思っているのは調教(調声)。ボーカロイドはメロを担うボーカルであると同時に、人間の歌声のバラエティと同様に調教で個性を出すことができ、その調教にボカロPの一つのアイデンティティを見出すことができる。はるまきごはんの調教は本当に彼にしか作れないもので、これもまた癖になるものなのだ。他にも西沢さんP、カラスヤサボウあたりが個人的に調教が好みなボカロPである。
他候補曲
- 影の電車 - Maison book girl
- イッツ・マイ・ターン - フィロソフィーのダンス
- wind,glass,bluebird - 牛尾憲輔
- ハイステッパー - 大原ゆい子
- 星屑☆シーカー - WITCH NUMBER 4
- 静謐甘美秋暮抒情 - UNISON SQUARE GARDEN
- TEENAGE RIOT - 米津玄師
- Star Overhead - the pillows
- DANCE DANCE DANCE - Shiggy Jr.
- ポラリス - ヒトリエ
- 恋を落とす - 三月のパンタシア
- サターン - ずっと真夜中でいいのに。
- アディショナルメモリー - じん
2018年も相変わらず偏った楽曲ばかり聴いていました。アニタイなのにアニメを見てない、みたいな楽曲がめっちゃ多いので今年こそは頑張ってアニメくんになります。2019年はボカロ畑発の音楽が伸びる年だと思うので、要注目です。
あとどうでもいいんですけど、音楽理論わからないオタクでも各楽曲の好きな部分はやはり文字にして語りたいと思うので、そのためにブログでしっかり10選的なのを書くことに意味はあると僕は思っています。
2019年も沢山モテイクソング聴いて暴れ散らかしていきましょう。
それでは。
Maison book girl Solitude Hotel 4F 終演後配布された紙のギリシャ語に関するメモ
タイトル通りです。考察はしていません。
(自分のメモ入りです)
終演後配布された紙にギリシャ文字が載っていたので、調べました。
時間軸と共に一番下から。
#20180623 19:00まで
"Ερεβος": エレボス。ギリシャ神話の原初の神。「幽冥」の神格化。(Wikipediaより)
#20171228 19:00から
"Χάος": カオス。ギリシャ神話の原初の神。「空隙」「混沌」の神格化。(Wikipediaより)
#日付不明 19:00から
"Νύξ": ニュクス。ギリシャ神話の原初の神。「夜」の神格化。(Wikipediaより)
#20151124 17:10から
"Πρώτα": プロータ。「始まり」の意。
#20180623 19:00以降
"άγνωστος": アグノーストス。「未知」の意。
何かのお役に立てれば。
2017年楽曲10選
年の瀬ですね。
楽曲10選を選んでいたら140文字に収まらなくなったので、こちらに記録します。
基本1アーティスト1曲縛りで、以下の5部門で2曲ずつ選んでいきます。
・ライブ補正部門
・アニタイ部門
・純粋な楽曲部門
・ボカロ部門
・アイドル部門
それでは参ります。
・ライブ補正部門
1. 青空のラプソディ - fhana
大抵の人の10選に入ってる、今年の傑作。
ワンマンも良かったが、やはり深窓音楽演奏会が忘れられない。
この曲、ムーンリバー、Hello! My World!!とどれも傑作だが、ライブでの楽しさがダントツということでこの部門で選出。
2. adrenaline!!! - TrySail
High Free Spiritsと並び、TrySail現場を一気に湧き現場に仕上げた1曲。
イントロでありえん低姿勢でエアベースを弾き(この楽曲に黒須克彦氏は関わっていません)、サビの「ずっと回る回る~」で連番者を洗濯機のように回す楽曲。
直前のMCでの曲振りが世界一いらないことで有名。
TrySail・ソロから1曲選ぼうと思った中で、盛り上がりという意味でこれがベストだと思い選出。
・アニタイ部門
3. さよならバイスタンダー - YUKI
今年見た数少ないアニメのうち、3月のライオンからこちらを選出。
いきなりパッと開け、疾走感のあるオープニング映像と楽曲のマッチ感が半端じゃない。
OPでこの作品の「明」を表現して惹きこんだ後に、EDの『orion』で「暗」を表現して締める構成がとても好き。
23話以降の『フラッグを立てろ』も含め、この作品にYUKIさんを起用したのは名采配だと思う。
4. Here - JUNNA
魔法使いの嫁、追いかけて見始めたのですが素晴らしいですね…。
歌入り、3拍子と4拍子を織り交ぜた楽曲構成、上下の激しいサビのメロディラインに乗るJUNNAさんの迫力のある歌声に鳥肌が立ちます。
また、オープニング映像に本編中のカットを少しずつ挟む演出、あれ好きなんですよね。2クール目も楽しみです。
・純粋な楽曲部門
5. Trip Trip Trip - ORESAMA
アニソン界に旋風を巻き起こしているORESAMAから、一番好きなこの曲を選出。
サビの疾走感とベースラインのえげつなさ。間奏の3拍子でファンタジー感を演出し、落ちサビで初めて曲名を回収してからのラスサビ転調、最高。ポップなMVも素敵。
ぽんの特徴的な歌い方もライブになると力強さが増すようなので、来年は絶対にライブに行きたいと思っています。
田所あずささんのアルバムより、リード曲を選出。
今回のアルバムは完成度が非常に高く、またつい先日のライブ補正も強いのですが、あえてこの部門に入れました。
各所で言われていますが、2サビに行かず間奏に繋がる構成、ファンが魂の叫びを合唱できるDメロ、そしてブレイクの使い方がエモ過ぎるラスサビ前と、聴きどころが満載。
オタクは堀江晶太に聴覚を支配されてる。
・ボカロ部門
7. 雨とペトラ - バルーン
ボカロを聴かなくなって久しかった今年だったが、フォロワーが話していたので何気なく聴いたこの曲に衝撃を受けた。マジでもっと早くバルーンという名の天才の存在を知りたかった。
絶妙な中華テイストの音の作り方や動画の作りが一昔前に自分がずっとボカロを聴いていた時期を思い出させる。また調声のレベルが人間レベルに達している(らしい)昨今、flowerを使って機械感を残しつつも聴き取りやすく仕上がっており、是非とも聴いてほしい。
8. 囮と致死毒 - CapsLack
5年前に『真夜中と混線少年』という楽曲で完全に心を掴まれたCapsLackが今年に入ってもなお新曲を投稿していたと知り、聴きに行ったら完全に惚れた1曲。
少ないオケの音数の上に乗る囁くようなミクの調声の気持ちよさが麻薬のように頭に入ってくる。この方の楽曲はどれもオススメなのでマイリスト巡回(死語)を推奨します。
・アイドル部門
9. 十六歳 - Maison book girl
今まで主に変拍子でせめてきたMaison book girlが、今回のシングルでは3拍子と4拍子しか使わずに恐ろしい完成度の2曲を持ってきた。
プロデューサーのサクライケンタがAIとの対話を通じて詞を完成させた『言選り』も傑作だが、今回紹介する『十六歳』には完全に新しいブクガを見た。
まずイントロだが、低い音の密度で半端じゃないキャッチーさを演出してきており、一瞬で心を掴まれた。
そして軽快なAメロ・Bメロのオケと、ドラムの音が大きく切迫感のあるサビとの対照が映える。
MVも今までのブクガのイメージを一新するもので、是非他の楽曲でブクガを知ってからこの曲を聴いてほしい。
10. ダンス・ファウンダー - フィロソフィーのダンス
10月以降の僕の運命を狂わせた1曲。
初めてフィロソフィーのダンスのステージをちゃんと見に行った4thワンマンで初披露されてから、ずっと僕の心を離さないアンセム。
一瞬でフロアを自分たちの色に染め、新しいダンスを踊らせてくれる。
この曲を引っ提げてこれからも彼女らには突き進んでいってほしいし、それをずっと応援していたい。
総括としては、今年は触れたコンテンツの数が少なく、選ぶ幅が狭かったなと反省。
また先日アニクラに参加したのですが、自分が高まる曲の殆どが数年前に青春を共にした楽曲達で、最近のアニメなどに触れていない老害化が進行している気がしたので、2018年はもっと色々なコンテンツに触れて積極的にバケモンを発掘していきたいと感じました。
以上です、読んで頂きありがとうございました。
フィロソフィーのダンスを知る。
最近、フィロソフィーのダンスというアイドルにハマっている。タイミングが良い事に、彼女らは来たる2017年11月22日に2ndアルバム『ザ・ファウンダー』を発売する。
日頃から付き合いのあるオタク達にもこのグループに少し興味を持ち始めている方が多く、そういう方々にも是非ともCDを買って頂き、更には現場の楽しさを味わいにきて欲しい。
ただ一つ問題があり、それは恐らく僕のTwitterを見てフィロソフィーのダンスについて一番印象に残るのが、「十束おとはちゃんの眼球が凄い」になってしまうであろう事だ。これではこのグループの素晴らしさの本当にごく一部、しかも相当ニッチな部分しか伝わらない。
そこで今回は日頃の反省も含め、フィロソフィーのダンスというアイドルグループのメンバー、楽曲、現場について軽く紹介していきたいと思う。とはいえ、僕もこのグループを推し始めてから2か月も経っていないのだが、それでもこの記事を読んだ読者が一緒に現場で踊りたいと思ってくれたら幸いである。
では、1つずつ紹介を始めて行こうと思う。
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フィロソフィーのダンスとは?
ユニバーサル・ミュージックの新人発掘セクションの加茂啓太郎が、これからあるべきアイドルグループをプロデュースするためにオーディションを繰り返し2015年7月に結成。 思想的には哲学を、音楽的にはFunky But Chicをキーワードに本籍はアイドルに持ちつつ、全ての音楽ファンに愛されるグループを目指します。
公式サイト・PROFILEより
Funkyとはそのまま「ファンキー」*1、Chicとは「上品」という意味で、全ての音楽ファンに愛されるファンキーな楽曲を生み出しつつも、アイドルとしての上品さを持ったグループであるというのがコンセプトになっている。「思想的には哲学を」というコンセプトは楽曲名や歌詞の中に散りばめられており、これら2つの理念をここまで一貫させて来ている、非常に面白いアイドルグループだ。
ライブパフォーマンスも非常にレベルが高く、歌唱力、ダンス共に4人の平均値がとても高い。また、とても重要な事だが、4人とも本当に楽しそうにライブをするというのもポイントだ。彼女達の表情を見ているだけでこちらもワクワクしてくる、そんな魔法を持ったステージを毎回見せてくれる素晴らしいアイドルであると僕は思っている。
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メンバー
このグループは4人で構成されているのだが、それぞれが様々な声質やルーツを持っており、それが絶妙なハーモニーを作り上げているというのもこのグループの魅力の一つだろう。以下に一人ずつ紹介して行く。
・奥津マリリ 【@philosophy092】
リーダー、歌唱力オバケ枠その1。元シンガーソングライターで、非常に色っぽくポップスに合う歌声が特徴。
マリチチの愛称が語る通りとてもスタイルが良く(おっぱいがデカく)、ヤングガンガンのグラビアにも登場するほど。
そんな彼女だが、実際に対面して話すと身長の低さにビックリする。また、ブログをこまめに更新しているのも好印象だ。
・日向ハル 【@halu_philosophy】
歌唱力オバケ枠その2。奥津と共にメインボーカルを張る事が多い。元々バンドで活動していたというその歌声は力強く聴いていて心地よい事この上ない。
実は歌声だけで言うと僕は彼女の歌声が一番好きで、彼女が落ちサビを歌う時が一番魂のこもった、ノビノビとしたケチャが出来る(個人の感想です)。
また、定期的に直近のライブ情報を画像にまとめてツイートしてくれる。ライブに興味を持っている方は是非ともフォローして欲しい。
・佐藤まりあ 【@_satomaria】
可愛さの権化枠その1。フィロソフィーのダンス加入以前からオーガニック(本物)と言うグループで活動しており、今も兼任している。このグループで最も歌声がストレートで、所謂「アイドルらしい」のが特徴だ。
リプライもよく返してくれたり、特典会でも「ステージから見えたよ!」と言ってくれたりと、サービス精神が素晴らしい。
・十束おとは 【@ttk_philosophy】
可愛さの権化枠その2。フィロソフィーのダンス加入以前はコスプレ活動を行なっていた。声が非常に特徴的で可愛く、元々声優のオタクだった人間は特に好きになりやすいと思われる。本人も田村ゆかりさんのライブに行っていたり、自作PCを組んでゲームをしたりしているので、接しやすい。可愛い。目が大きくて綺麗(大事)。推しメン。
・楽曲
まずは、この動画を見てほしい。
この曲は今度発売される2ndアルバム『ザ・ファウンダー』のリード曲なのだが、この曲とMVでまずこのグループの雰囲気をおおまかに掴んで頂きたい。もし「良い!」と感じたら、以下の3本も見て欲しい。
これらの楽曲は全て『ザ・ファウンダー』に収録されているので、気になったら是非CDを手に取って頂きたい。
更に、このアルバムの発売に伴い全曲の作詞を担当しているヤマモトショウ氏、そして一部の作曲及び全曲の編曲を担当している宮野弦士氏が全曲解説ブログを公開している。非常に濃厚で面白い記事になっているので、興味のある方には是非読んで頂きたい。
フィロソフィーのダンスの楽曲が皆さまのお気に入りになる事を願っています。
昨夜お披露目した新曲「ダンス・ファウンダー」は作詞ヤマモトショウ、作編曲宮野弦士、振り付けミキティー本物になります。皆様のお気に入りになる事を願っています。
— フィロソフィーのダンス (@DFP_2015) 2017年10月8日
・ライブ
ライブの雰囲気は80年代ポップスをメインにした楽曲の雰囲気と、アイドル文化が絶妙なバランスで混ざっている。客の楽しみ方は人それぞれで、ずっと縦ノリで楽しんでいる人、Aメロで推しの名前を叫ぶ人、ずっと振りコピしてる人、曲に合わせてクネクネしている人など様々だが、楽曲の性質上MIXやガチ恋口上が入る事は少ない。
最近のライブでは先ほど紹介した『ダンス・ファウンダー』が必ずと言っていい程歌われるが、この曲は会場との一体感のある振りコピがめちゃくちゃ楽しいので、これはおススメしておく。
最初に述べた通り、4人とも歌唱・ダンスのレベルが高い上に、非常に楽しそうにライブをするので、それを見るだけで楽しい気持ちになる事は間違いないだろう。是非その目で確かめてほしい。
以下に3rdワンマンライブの映像のリンクを貼っておく。
フィロソフィーのダンス「ベスト・フォー」@2017.7.15 新宿BLAZE
・特典会
アイドルのライブと言ったら出番後の物販・特典会が大抵の場合ある。フィロソフィーのダンス現場のレギュレーションはかなり良心的で、
「物販1000円分で特典券1枚」
というシステムになっている。
これはCDだけでなく全ての物販に着くので、タオルを買っても、Tシャツを買っても、ライブのDVDを買っても等しく1000円あたり1枚特典券が付いてくる。これは即ち、同じCDを何枚も買う必要もないし、特典会に参加しているだけでどんどんグッズが増えていくという嬉しい仕組みになっている。
そして特典会の内容は以下のようになっている。
【特典会レギュレーション】
— フィロソフィーのダンス (@DFP_2015) 2017年10月27日
物販1000円購入毎に特典券1枚お渡し
■1枚→全員握手
■2枚→お好きなメンバーとの2ショットチェキor写真
■3枚→囲みチェキor写真
混雑状況によっては撮影がチェキ機のみの日もございます。現在お配りしている特典券の使用期限は来年2月末までです。
ちなみに特典会の順番は大抵全員握手→囲みチェキ→2ショットチェキなので、気付いたら目的の特典会が終わっていた、なんという事が無いように注意したい。
初めてライブに来た人には、【1stアルバム『Funky But Chic』:2500円 + ランチェキ(チェキくじ) :500円】を購入して特典券を3枚手に入れて、【全員握手と2ショットチェキ】に参加すると、音源、ライブ、特典会全てを満遍なく楽しむ事が出来、メンバー全員の雰囲気も掴む事が出来るので個人的にはオススメだ。
肝心の接近自体は、4人ともとても話しやすいので不慣れな人でも心配する必要はあまり無いだろう。
以下に参考として、僕と推しメン(十束おとはちゃんの事です)の接近レポを上げておく。
漏「初めまして〜まりんって言います」
— まりん (@S_U_m31) 2017年10月7日
蓮「え、まりんちゃん!?(ありえん顔が近づく)」
パシャ
蓮「今度(ミリオンライブの)コスプレするね!」
漏「え、杏奈でお願いします!w」
蓮「おとはすの事好き?」
漏「え、好き〜〜〜〜😍😍」
ミリオンライブの話したし実質武道館。 pic.twitter.com/cl8SzgtC3u
「はすぅ〜〜っ!!」
— まりん (@S_U_m31) 2017年10月9日
「あ、きたな(めっちゃ目を見開く)、めっちゃ目おっきいでしょ〜〜」
「デッケェ〜〜、好き過ぎるな〜〜」
十束おとはちゃん「ねえ、本当に眼球が好きなの?」
— まりん (@S_U_m31) 2017年11月3日
漏れ「えっ😅」
十束おとはちゃん「いやなんか眼球眼球言ってくるからなんか私まで眼球好きになってきちゃったんだけど」
漏れ「えっ😅でもおとはすの眼球はマジで尋常じゃない眼球ですよ👍」
このように、非常に対応力が高い(?)。ただ、一度ヤバい奴として認識されるとヤバい接近ばかりしがちになってしまうので、それが嫌な場合はある程度大人しくした方が良いかもしれない。間違っても眼球派は名乗らない方が賢明だろう。
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まとめ
ここまで専らTwitter、ブログ、動画の引用を中心として紹介をしてきたが、フィロソフィーのダンスの魅力は果たして伝わっただろうか。この記事を読んで、少しでもメンバーや楽曲に興味を持って頂けたり、ライブに来るハードルを低く感じて頂けたりしたら嬉しい事この上ない。一人でも多くの人と共に「新しいダンスの創始者」となれる事を願っている。
*1:「Funky」の訳はどうするか悩み、最初は「イカした」としていたのだが、この語には音楽ジャンルの「ファンク」の意も含まれている為最終的にそのまま「ファンキー」とした。
長濱ねるちゃん
アイドルの区分としてよく聞く「天空アイドル」と「地下アイドル」という言葉。最近では最早地下アイドルという業界が広がりすぎてどこからどこまでが地下なのかすら分からないし、半地下などという中途半端な言葉も聞く。
実際自分の応援している妄想キャリブレーション*1やMaison book girl*2は地下アイドルではあるものの今ではレーベルの傘下でメジャーデビューをしている為、天空と地下の間のどこに当てはまるのかよくわからないし、自分でもこの2グループの事を「地下現場」と呼ぶことには少し違和感を覚える。
そんな中自分の周りで最近よく使われている言葉が「ライブアイドル」と「メディアアイドル」という言葉だ。この二つの言葉は地下や天空と比較すると区別がはっきりしており、非常に使いやすい。しかし、あまり広範囲に浸透してはおらず、自分も使うことはなかった。
この記事を書くまでは。
個人的価値観では、アイドルは楽曲の上で成り立ってる。どんなにかわいい子でも、楽曲の刺さらないユニットは応援する気にはあまりならない。そういう点で、今まで僕は欅坂46や乃木坂46の事を敬遠していた。代表曲があまり刺さらなかったからだ。
ところが今日、僕は長濱ねるちゃんのことが好きになってしまった。きっかけは空いた時間にふと見てしまった以下の動画である。
ホンッッッッマに可愛い。以前からTwitterで画像はよく見ており、顔めっちゃ可愛いな~と思ってはいたのだが、動いて喋ってるとホンマに可愛い。そしてその感想を以下のようにツイートした。
暇だったからねるちゃんの動画見始めたら止まらなくなってきた。メディアアイドル、怖すぎる
— まりん (@S_U_m31) 2017年3月29日
そう、このツイートが初めて僕が「メディアアイドル」という言葉を口にした(呟いた)瞬間である。
これこそが、メディアアイドルの本質だと身をもって体感した。ライブアイドルというものは金を払って自分で現場へと足を運ばなくてはその魅力を感じることができないが、メディアアイドルは家にいながらもその魅力を享受することが出来てしまうため、非常に門戸が広い。
これは本当に当たり前の事ではあるのだが、実際にライブアイドル、メディアアイドルの両方を好きになってみないと強く感じる事が出来ない事だと思う。ここにこの言葉がなかなか浸透しない理由が潜んでいて、即ちライブアイドルとメディアアイドルに両方ハマったことのある人間にしかこの言葉は使えないのだ。
この発見ができただけでも今日は非常に有意義だったし、アンテナを広く持っておく事は本当に重要である。
早速今日長濱ねるちゃんが出てるクイズ番組を見ながらめちゃくちゃ応援してしまったし、アイドルを好きになるとか推すという行為はそれくらい軽いものでも良いんだなという、当然ながらも見落としがちなことに気付かされた。
まさかねるちゃんが正解して「よっしゃあ!!!」って大声で叫ぶとは思わなかった、今日好きになったばっかりなのに
— まりん (@S_U_m31) 2017年3月29日
更には今まで聴いてこなかった『二人セゾン』がMasterpieceであることにも気付けたので、軽い気持ちで手を出して良かったと思う。
これを読んでる皆さんにも、ライブアイドルのオタクにはメディアアイドルにも、メディアアイドルのオタクにはライブアイドルにも是非手を出してみてほしい。
それでは。
*1:『冴えない彼女の育て方♭』EDテーマ『桜色ダイアリー』を宜しくお願いします。
*2:4月5日発売の1stメジャーアルバム『image』を宜しくお願いします。