湾岸箋

一生オタク。

2018モテイク楽曲10選

1年ぶりですね。せっかく年の瀬なので今年もモテイク(が好きそうな)楽曲10選書きます。

今年もオールジャンルで選びます。

ちなみにこの記事は12/31の深夜1:00から書き始めています。

 

 

1. 近日公開第二章 - PENGUIN RESARCH

近日公開第二章

近日公開第二章

  • provided courtesy of iTunes

EP「近日公開第二章」収録。 

オタクが大好きな堀江翔太を中心として、個々の演奏能力を暴力的にぶつけてくるこのロックバンドからこの曲。

イントロから一生多動してたらなんか楽曲が終わってる。

PENGUIN RESEARCHの曲は観客側のコールを入れる部分が多いのも楽しさの一つだと思う。この曲も例に漏れずサビ終わりの「Come on Buddy!」、2番Aメロの「Play, it's my role」、Bメロの「WOW WOW」と、めちゃくちゃ声を出すのが気持ちいい。特に「Come on Buddy!」は毎回空気を殴りながら叫んでる。

 

2.君のせい - the peggies

君のせい

君のせい

  • provided courtesy of iTunes

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」OP。

なんとなくアニメ1話を見てたらいきなりバカ強いガールズバンドの楽曲が流れてきてめちゃくちゃビビったのを覚えてる。

サビ歌いだしからのイントロがめちゃくちゃ疾走感があるところからメロで少し落ち着いて、サビ前の「デレデレデデッ」ってワンフレーズで再びスピード感を演出してくる緩急が最高。サビも前半後半ある構成でラスサビ転調、アニソン初起用のガールズバンドにしてはオタクのツボを押さえすぎててひっくり返る。

OP映像も素晴らしく、「余裕ぶっこいてる君に」の麻衣先輩の銃を撃つフリがマジで好き。

唯一の問題点は、オタクが街中で「きーみのせいきみのせいきみのせいでわたし、ウウッ!」ってクソ汚い声で歌いだすところ。

 

3.17才 - ハルカトミユキ

17才

17才

  • ハルカトミユキ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

「色づく世界の明日から」OP。

色鮮やかなOP映像とのマッチが本当に素晴らしい。

こちらもしっとりめなメロからサビ直前のギターのワンフレーズで一気にサビが開けていく感じがとても良い。単純に僕がそういう楽曲構成が好きなだけかもしれない。

曲名が「17才」ってのもマジでおかしい(ほめてる)。

あとDメロの歌詞と作品との親和性がマジでえげつないのでTVサイズしか聴いてない人はフル聴いてください。

空はまだ晴れてゆく

雲はただ流れてく

本当に綺麗なもの

まだ解らないけど

戸惑いも悔しさも

すべてが絵の具になるから

下手くそだって消さないで 

4. New Stranger - sora tob sakana

New Stranger

New Stranger

  • provided courtesy of iTunes

ハイスコアガール」OP。

もともと大好きなsora tob sakanaがアニソンやると聞いた時はクソビビった。

イントロ開始2秒で即到達。

今までの路線を残しつつも、アニソンとして流しても受け入れられる楽曲に仕上がっていて流石となった。しっかり2サビ飛ばし楽曲です。

一番好きなのはサビの「高く弾くコイン 表と裏」の3連符を刻む部分。聴いてるこっちも体が3連符で小刻みに痙攣してしまう。

ちなみにハイスコアガール、見てません...。

 

5. ユーレカ - fhana

ユーレカ

ユーレカ

  • fhána
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

シングル「わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~」アニメ盤収録。

「現在地」、「ソライロピクチャー」など、fhanaのシングルのカップリングはかなり名曲が多い。

その中でもこの楽曲はVo.のtowanaが初めて作詞に挑戦した楽曲。 

当たり前のようにめちゃくちゃ良い詞を書いてる。

まだ何も知らない子供の瞳で

ひとつだけ持ってきたこの光で

いつの日かこの闇を照らせたら

ここにいるよって歌いたい

楽曲のほうはアーティスト盤カップリング「snow scene」とペアで冬の気配をとても感じる楽曲。

ところどころ入ってくるアルトサックスがめちゃくちゃオシャレ。

サビの「光ひとつ ひとつまたひとつ この手に」という部分のメロがスキップしながら階段を下りていくようで気持ち良い。やっぱりtowanaはバケモンみたいに歌が上手い。

 

6.ラブリルブラ - 夏川椎菜

ラブリルブラ

ラブリルブラ

  • provided courtesy of iTunes

シングル「パレイド」収録。 

遊び心満載の楽曲。イントロ即多動から、裏で意味が解らないくらい色々な音がまさに「パレイド」のように鳴っている中、めちゃくちゃ気の抜けた夏川椎菜ちゃんの歌声がめちゃくちゃ合っている。

個人的に彼女のソロアーティスト活動は「グレープフルーツムーン」「フワリ、コロリ、カラン、コロン」のように彼女の新しい引き出しを開けてくれる路線の方が好きで、この楽曲もそちらに分類される。

1stアルバム、楽しみですね。

ちなみに表題曲「パレイド」についても色々思うところはあるのだが、個人的にはあまり好きではない。

 

7. ステム - nano.RIPE

ステム

ステム

  • provided courtesy of iTunes

アルバム「ピッパラの樹の下で」収録。

20周年を迎えた彼らの5thアルバムは、2人体制になったことを忘れるような今までで最も攻撃力が高いアルバムだと感じた。

そんなアルバムから最後の13曲目を選曲。きみコの決意が全て乗ったような楽曲。

始めるために終わったことを 終わるために始まったことを

生まれるために泣いたことを 笑うために生まれたことを

別れるために出会ったことを 出会うために別れたことを

抱えてぼくらが歌うことを そうしてぼくらが生きることを

新宿BLAZEできみコが「私は自分からnano.RIPEを絶対にやめない」と言って歌い始めたこの曲を、僕は一生忘れないと思う。 

 

8. ただ君に晴れ - ヨルシカ

ただ君に晴れ

ただ君に晴れ

  • ヨルシカ
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

アルバム「負け犬にアンコールはいらない」収録。 

「ウミユリ海底譚」「メリュー」などのn-bunaがボーカルsuisを迎えたユニット。

マジでn-bunaには米津玄師級に売れる素質があることをひしひしと感じさせる。ギターラインを作るセンスがえげつなく、まずイントロだけで惚れる。

その後のメロ裏では超シンプルなギターリフに思わず合わせてエアギターを弾きたくなってしまう。そこからサビで一気に音の厚みが増えてその上で回るようなメロディラインが乗ってくる。そのメロディラインを歌うボーカルsuisの声質がまた楽曲にマッチしすぎている。途中で入るクラップも良いアクセント。

2018年、完全にボカロ畑の人間がそこで培った戦い方(曲を作る人間と歌を歌う媒体[ボーカロイド・歌う専門の人間]を分離する方法)を活かして一般音楽シーンに殴りこんでくる年だった。2019年はその中から大衆的に受ける音楽が出てもおかしくないと思う。ヨルシカ・三月のパンタシア・ずっと真夜中でいいのに。からはこれからも目が離せない。

 

9. オシャレ大作戦 - ネクライトーキー

オシャレ大作戦

オシャレ大作戦

  • ネクライトーキー
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

アルバム「ONE!」収録。 

「コンテンポラリーな生活」のメンバーが集結し、ボーカルに元歌い手を招待したバンド。ボーカルの歌が全くうまくないのに、なぜか癖になってしまう声質。

石風呂の遊び心の部分を全て凝縮させたような楽曲。イントロのフレーズのキャッチーさでまず心を掴まれる。今までのバンドでは入ってなかったキーボードがめちゃくちゃ良いアクセントになっている。このバンドをやるのが楽しい!!っていう感じがすごく伝わってくる。

歌詞やMVにもその遊び心が無限にちりばめられている。ぜひ。


ネクライトーキー MV「オシャレ大作戦」

このバンド、YouTubeで公開してる楽曲は遊び心満載なのでそういうバンドかと思ってたら、アルバム収録楽曲はめちゃくちゃエモーショナルな楽曲がいくつもあって、バンドとして持っているバリエーションがすごい。こちらもボカロ畑発、2019年要注目。

ちなみにめっちゃどうでもいいんですけど、僕昔ボーカルのもっさが歌い手だった時のファンで、一時期Twitter相互フォローでした(イキり)。今も1つだけ動画が残ってるので、もしよければ聴いてみてください。

 

10. メルティランドナイトメア - はるまきごはん 

メルティランドナイトメア

メルティランドナイトメア

  • はるまきごはん
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

アルバム「ネオドリームトラベラー」収録。

もう最近はあまりボカロを掘らなくなってしまったのだが、その中でめちゃくちゃ好きな楽曲を無限に作っているはるまきごはんから、最もキャッチーと思われるこの楽曲。

やはり良い楽曲にはまずイントロで掴むことと、何度聴いても癖になるようなリフが欠かせないと思う。この楽曲も例に漏れない。

Bメロ入るところのブレイクでめちゃくちゃ気持ちよくなれる。サビの早口なメロの回し方はやっぱりボカロ特有の武器だなと感じる。

あとボカロにおいて僕が地味にめちゃくちゃ重要だと思っているのは調教(調声)。ボーカロイドはメロを担うボーカルであると同時に、人間の歌声のバラエティと同様に調教で個性を出すことができ、その調教にボカロPの一つのアイデンティティを見出すことができる。はるまきごはんの調教は本当に彼にしか作れないもので、これもまた癖になるものなのだ。他にも西沢さんP、カラスヤサボウあたりが個人的に調教が好みなボカロPである。

 

他候補曲

 

2018年も相変わらず偏った楽曲ばかり聴いていました。アニタイなのにアニメを見てない、みたいな楽曲がめっちゃ多いので今年こそは頑張ってアニメくんになります。2019年はボカロ畑発の音楽が伸びる年だと思うので、要注目です。

あとどうでもいいんですけど、音楽理論わからないオタクでも各楽曲の好きな部分はやはり文字にして語りたいと思うので、そのためにブログでしっかり10選的なのを書くことに意味はあると僕は思っています。

2019年も沢山モテイクソング聴いて暴れ散らかしていきましょう。

それでは。